小さな美術館 季 |
「歌い手たちのART」も3回目。
今回は新潟市の郊外、大江山にある「小さな美術館 季」が会場。
高橋夫妻がこの6月に自宅の隣に作った小さなギャラリー。
ここに、小林春規さんの版画、中村太美男さんの染めの常設展が開かれており、
ぼくたちの会場は高橋さんちの自宅の大広間。
それはでっかい梁がそのまま出ているような豪快な建物なのです。
あまりの広さに、僕たちの作品が小さく見えてしまう。
それに人が暮らしている家そのものなので、作品がうまく生きるのはどうしたらいいか。
メンバー、相当考えた。
展示が終わってからも何度となく会場に合った新しい作品を持ち込んだ。
今回ほど、展示中に作品がどんどん増えていくART展はなかった。
展示と、コンサートの実況中継のはじまり、始まり。
写真はすべて、神田義和が撮ってくれたもの。ありがとね。
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会場となった高橋さんちの大広間。 |
高橋さんの奥さんと話している江川さん。 |
展示会場に床の間を選んだのは、山貝文雄。 |
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これが山貝文雄の床の間の全容。 真ん中の下にど〜んと座っているのが、上記の「厄除けシリーズ 床の間用」 さすがの演出であります。 |
コンサートの日に売れた。 布に描いたのか、でこぼこがおもしろい味を出している作品です。 |
ロマンチスト山貝文雄の真骨頂。 同じ大きさなのに、こっちは1500円? |
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小林光子は、今回も新作に挑戦。 前回はコラージュだったが、今回は蝋を使った作品。 この作品は小林光子の持ち味をうまく活かしている。線が思うように描けないおもしろさ。 コラージュと今回の作品の振幅のすごさが彼女の魅力なのかもしれないね。 今回のシリーズ、もっと続けてほしいね。 |
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「男への笑み」「笑った女」「フルートを吹く女」 「花の野に居る女」「廊下に寝かせた女」 点描で描く女たち。展示の前の日、小林光子の電話で発憤。 その日のうちに描いてしまったという。 |
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「これではダメ!」と展示からコンサートまでの一週間。毎日石シリーズの新作を作る。 どんどん変わる、変わる。いろんな石のバージョンができた。これも会場のなせる技。 いろりの鉄瓶に石を置いたのは、神田義和の演出。うまい。 絵はいつものように、子どもがかくような絵であります。題名は「cat」。 |